信頼関係を築く大切さ

ケアマネージャーには、女性の職場である看護師経験者が多くおります。病院勤務で10年以上勤め、夜勤シフトが辛くなる年代に入ると転職を考えるようになります。ケアマネージャーの仕事は、介護保険制度における専門職として、要介護者の認定や利用者からの相談に応じて、その心身の状況に応じた適切な居宅サービスや施設の連絡調整があります。

そのために、看護師としての経験が生きてきますし、夜勤がないので転職を考える人が多いのでしょう。しかし、いくら看護師の経験があっても、ケアマネージャーの業務に向いている人とは限りません。向き不向きがあるので、業務内容をよく調べてから専門職の資格を取得する必要があります。

この仕事は、要介護者や家族とともに、対象者の自立支援をおこなうために、多くの関係機関やその関係者たちと関わる必要があるのです。従って、口まめ、手まめ、足まめな人が適しているのです。更に、「人権の尊重」ができることがあげられます。要介護者に対する虐待など、介護者や家族を取り巻く社会問題が起きています。人権を擁護する必要があるのです。

また、相談にくる要介護者や家族は、それぞれ精神的・身体的・経済的状況が異なります。生きてきた人生も違います。性格的にもあう人、そうでない人もいます。しかし、相談を通して信頼関係ができ、そのうえで居宅介護支援の依頼につながるのですから、どの人に対しても公平な態度で接することができる人が適任なのです。

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